こんにちは、きりんです^^
きりんには子どもが2人いますが、2人とも妊娠中に切迫早産になりました。
1人目は初めての妊娠で切迫早産となり、入院。
この時はとても不安が大きかったです。
入院期間中は携帯を片手によく同じ状況の方のブログやSNSを拝見し、励まされました。
その後、親族の物理的・心理的サポートもあって無事、正期産より前ですが元気な赤ちゃんを産むことができました^^
この記事では、同じように切迫早産の診断がついて不安な妊婦さんや
家族が切迫早産となってどのように行動をしたらいいか分からない方に一体験者として、情報提供出来たらと思います。
今回は、上の子がいない1人目の時の経験を書きました。
上の子のお世話はない一方、ただでさえ初めての妊娠で不安な上さらに切迫早産にもなって不安でいっぱい・・・そんな状況です。
切迫早産とは

切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。
収縮(お腹のはりや痛み)が規則的にかつ頻繁におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。
ー日本産科婦人科学会HPより引用
切迫早産になりやすい方
- 子宮頸部(子宮の出口)の病気の為に手術を受けた方
- 多胎(双子や三つ子など)妊娠している方
- 細菌性膣症(膣内の感染)
- 子宮頸管無力 など
ちなみに、私はこれのどれにも当てはまりませんでした。
無理のない妊娠生活を続けていたし、妊婦検診もきちんと受けていたのに・・・。
実際の体験談
ここから私の実体験です。
症状は個人によって異なりますので、現在切迫早産中の方・ご家族の方は「こんな人もいたんだな〜^^」程度にお読みください。
切迫早産の診断そして自宅安静へ

初めての妊娠、また安定期に入った頃で自分の中では体調も良く、出産まで何をしようかといろいろ考えてワクワクしていました。
妊娠21週の検診では貧血を指摘されたもののそれ以外の問題はなく、次の妊婦検診で赤ちゃんがどれだけ大きくなっているのか楽しみで仕方が無かったです。
ところが、妊娠24週の妊婦検診で「切迫早産」と言われ、自宅での絶対安静を余儀なくされました。
この時の子宮頸管は25mmであり、医師から言われた言葉は
「自宅では食事・トイレ・シャワー以外は横になって絶対安静で」と言うことでした。
妊娠24週の子宮頸管の長さの平均は35mm(国立育成医療研究センターHPより)
当時はストレスやお腹の張りの自覚も特になく、先に挙げたような切迫早産になりやすい状況ではありませんでした
この時は「赤ちゃんや夫に申し訳ない気持ち」や
「これから理想の妊娠生活が出来ない。何で自分だけ・・・」
という様々な感情が入り混じり、とても不安定になっていたと思います。
診断を受けてからお腹の張り止めの内服をするようになりました。
自宅安静時きりん夫がしてくれて嬉しかったこと
- アプリやウェブサイトの情報から、日々の赤ちゃんの成長を一緒に喜んでくれる
- 一緒に目標をもって共に赤ちゃんを育てているという自覚をもっていていてくれる
- 嫌な顔をせず家事に取り組んでくれる
- 少しでも体調に変化があれば産婦人科に受診に連れて行ってくれる
- 可能な限り仕事を調整してくれる
今は携帯のアプリやウェブサイトで赤ちゃんの成長が見られるものがたくさんありますよね^^
私もアプリで赤ちゃんの週数から成長を確認していました♪
できればパートナーの方も一緒に共有してみると、まだ見ぬ赤ちゃんが少しでも実感できると思います♪
又、早い週数で切迫早産になってしまったので、出産日までの道のりが遠く先が見えずにいましたが
そんな時このような目標を見つけて励みにしていました。
切迫早産の目標
【第一目標】妊娠28週(約1,000g/内臓が出来上がってくる)
【第二目標】妊娠30週(約1,500g/体重・赤ちゃんが助かる確率増加)
【第三目標】妊娠34〜35週(約2,000g/赤ちゃんが自分で呼吸できる)
【第四目標】妊娠36〜37週(約2,500g/赤ちゃんが体温調節できる)
このほかにも妊娠32週の目標にするものもありますが、
長〜い安静期間を漠然と考えるのではなく細かく目標を区切って達成していくことをおすすめします。
私は一つ達成するごとに記念に写真を撮っていました⭐︎
安静時の食事
きりんが切迫早産になったのはコロナ前だったので、ネットスーパーや宅配食も多くなく、食事は全てきりん夫が用意してくれていました。
絶対安静なので自分で調理も出来ないのは仕方ないのだけれど、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
今はたくさんのネットスーパーや配食サービスがあるので調理が苦手なパートナーはうまく活用しよう!
自宅安静の過ごし方
安静度はいくつか分かれており、私のように絶対安静の方もいれば少しなら動いていいという指示をもらう方もいます。
自宅でひとりでいると、ついつい色々調べてしまったり落ち込んでしまったりしますよね。
SNSで元気な妊婦産を見かけては羨ましく思ってしまったり、
行きたいところにもいけないのでストレスも溜まりがちです。
でも今は安静にすることで、大事な命を育てています^^!
・・・分かっているけどついつい比べてしまいますね。泣
そこで、テレビや映画を見たり読書をしたりと自分が没頭できる気分転換を見つけるのがおすすめです。
赤ちゃんが産まれてからしばらくはゆっくり読書をする時間も気力もありません。
目を使いすぎると疲れてしまうから程々に♡2〜3個楽しめるものがあるといいですね^^
ちなみに私の安静時期は夏だったので高校野球にハマっていました^^
その後、私の希望で妊婦検診以外でも頸管長を測るための受診をしましたが、
あまり頸管長は変わらず妊娠26週で急遽里帰りをしました。
里帰り先の病院の診察でも頸管長は22〜23mmと短いまま、実家で自宅安静を続けていました。
しかし、遂に妊娠28週の時に頸管長が20mmをきったため、入院となってしまいました。
自宅安静から入院へ

入院中の過ごし方
入院をしてからはお腹の張り止めのお薬が内服から24時間の持続点滴になりました。
張り止めの点滴は手の震えや動悸などの副作用が出る方もいます。
自宅にいる時はできる限りの安静をしていたにも関わらず、
入院になってしまいかなり塞ぎ込んでいました。
里帰りで地元に戻ったにも関わらず友達に知らせる気も起きず、
同じように切迫早産で入院している方との交流もとらず個室希望をしてひとり静かに過ごす日々でした。
常に「今産まれたらどうしよう」そんな事ばかり考えていました。
今思えばこの時大部屋希望にした方が、同じような切迫早産で入院中の方とお喋りできて気分転換になったのではと思います。
個室にひとりでいるきりんにとっては、検温等に来てくれる看護師さんや毎日のように面会に来てくれる家族はとってもありがたい存在でした。
入院のメリット
- 自宅にいるより安心感がある
- 食事が毎食でてくるので家族に負担をかける心配がない
- 妊婦検診より頻繁にお腹の張りや頸管長を測ってくれる
- 生きること、支えてもらっていることを実感し感謝できる
1.については言うまでもありませんが、24時間看護師さんがいるのは大変心強かったです。
初めての妊娠なので少しでも変化があると、看護師さんに伝えていました^^
又、自宅安静している時は家族が食事を作ってくれていたので、
申し訳なく思っていましたが病院食となり気が楽になりました。
産婦人科のクリニックだったからご飯はとっても美味しかったです^^
飯の時間が楽しみでした☆
3.は、必要時はNST(お腹の収縮・張りをみる検査)や頸管長を測ってくれたのでこれも入院してよかったポイントです。
ちなみに、私は常に小さな張りが起こっており、
常時お腹が緊張・収縮している状態なのでこれが頸管長を短くしている要因だと考えられました。
全く痛みも張りも自覚なかったけど、お腹はいつも固かったです。
4.については、自宅安静・入院時ともにそうですが
周りの助けがあってこそ安心して赤ちゃんをお腹で育てることができるのを強く実感しました。
家族は毎日のように来てくれ、洗濯物を持って帰ってくれたり、
飲料水を持って来てくれたりと本当に助けてくれました。
又、赤ちゃんに対しても「尊いものを育てているんだ」
「命が生まれるってすごいことなんだ」という学びがありました。
今まで大きな怪我も病気もなく育ってきた私には
初めての入院がとっても大きな学びになりました。
入院中に家族にしてもらって嬉しかったこと
- 赤ちゃんの成長及び妊娠週数が無事に経過していることをを一緒に喜んでくれた
- たわいもない話をしてくれた
- 赤ちゃん用品を購入してくれた
- 簡単な赤ちゃんグッズを作ることを提案してくれた<
定期的な検査により、先生や看護師さんたちも寄り添って赤ちゃんの成長を喜んではくれますが、
やはり家族が一緒に喜んでくれることが一番嬉しかったです。
特に4Dエコーのある日はエコー写真を見せては
「鼻はパパに似てる」「目はママかな」などの話で盛り上がりました^^
又、ただでさえ妊娠に不安がある妊婦だったので、
家族が関係ないようなたわいもない話をしてくれて気を紛らわせてくれたのも嬉しかったです。
そして妊娠も後期となると、赤ちゃん用品を準備しなくてはいけませんよね。

この時はきりんの姉が既に子どもがいたので、
姉と母で赤ちゃんの布団やセレモニードレスを揃えてくれました。
「自分で買いに行きたかった」という思いもありましたが、
入院中全部を揃えるのは難しいのでとても助かりました。
きりんの意見を取り入れながら、姉と母が楽しそうに選んでくれているのを見るのも嬉しかったです。
今はオンラインショッピングで病室からでも色々揃えることが可能。
又、姉からは赤ちゃんのスタイを手縫いで作ってみてはどうかと提案してもらいました。
今まで手芸をほとんどしたことがありませんでしたが、
型紙・布・針と糸を揃えてくれ、初めて赤ちゃんの身に着けるものを自分が作ることができました。
ベッドに横になりながらの針作業は気をつけなければなりませんが、
一針一針丁寧に縫っていく作業はとても集中し、いい時間潰しになりました^^
今でもこの時に作ったスタイは我が家の宝物です^^そして結果的に2人目入院時の暇つぶしにも活用できました。笑
今では既にキットの状態でもたくさん売られているからいいですね!
その後の入院経過
入院してからは相変わらす張りの自覚もなく、頸管長も18〜20mm程度でした。
頸管長だけ見ればあまり変わりませんが、
お腹が大きくなるにつれて検査上は張りも増えていったので点滴の量はどんどん上がっていきました。
幸い副作用はなく、点滴の差し替えが嫌だったくらいです。
その後、37週からは正期産となり保険がきかないので、点滴を外すこととなりました。
点滴を外すと陣痛が起き、退院することもなく36週の早産でしたが無事に出産をすることができました。
まとめ
切迫早産になって不安な妊婦さん、お腹の中で命を育てているだけでとてもすごいことです!!
安静生活はとてもストレスが溜まりますが、
過去のことを考えず気分転換をしながらこれからのことを考えましょう^^
赤ちゃんが産まれたらどんなことをしたいですか?
一緒にどこに行きたいですか?
お名前はもう決まりましたか?
今は一日一日がとっても長いですが、
その一日でも赤ちゃんがお母さんのお腹に居られただけで赤ちゃんはとても成長していますよ^^
ゆっくりできるのは今だけなので、お体を大切に・・・⭐︎
パートナーの方も大事な命を育てている妊婦さんに可能な限り寄り添ってあげてください^^
最後に・・・
これはきりんの一体験談なので、個人によって症状は異なります。
きちんと妊婦検診を受けて主治医の指示に従ってくださいね^^
それでは、今日もご覧いただきありがとうございました♪